久々に渡辺淳一の小説を読みました。
不倫小説だったので 登場人物達の「自分、自分」感にうんざりしました。
あと 何が恥ずかしいって 恋愛小説の濡れ場を見ると 作者はこんなふうに してるんだ、とおよそわかってしまうことです。
官能小説ではないから わざとらしい表現や技巧はいらないけど 恋愛状態において どういうメンタルで行っているかというあたりもわかるわけで この小説においては「ダメなエッチ」でした。
でもすごく感心したのは この40代の身勝手な主人公の男が20代後半の不倫相手の入浴に突入しようとして 彼女が一緒に出掛けたりしている男の若々しい肉体をふと思い浮かべてしまい、 自分の裸の緩んだ肉体をを鏡で見て 「醜い…」と言ってしまうところです。
(突入して明るい中で相手をSっぽく攻めて恥ずかしがらせるつもりが 止めて下着を着てました。)
淳一先生のドMっぷりに 感涙でした。
小説家って自分を晒す仕事だから Mの人が多いかなと思います。読書とは人の行為を覗き見るという意味ではあまり趣味がいいとはいえませんね。
ちなみに私はナルシスティックに鍛えられた身体よりは恥じらいのあるぽよんとした体形の方がわりと好きです。ちょっとトトロみたいなの、いじめがいがあるから。
いいからだはいいからだで いじめてやる、と思います。
最近腹筋を鍛えてるのでちょっと割れるくらい頑張るつもりです。
是非 恥じらいをもって 身をゆだねに来てくださいね
今日は20時までよろしくお願い致します
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