芸術と性的なものの繋がりは密接で 西洋絵画において表現の厳しい時代にはヌードを書く隠れ蓑として 神々の姿をとったり宗教画の形をしていたりしていたわけで。
僧が高名な芸術家である例もいくつかありますが 大抵は生身の男性であるから男性女性の裸体を描く時に性的なものを意識せず描かれることはないでしょう。
芸術家の性的なトンでもエピソードは色々ありますが今回はスルー。
たまにこの聖セバスティアヌスについて訊かれることがありますが これはキリスト教の聖人の殉教図です。大抵は裸同然の姿で矢に貫かれています。(因みにこの時には死んでないんですけどね。)
グイド・レーニによるこの絵は「仮面の告白」において幼い頃の自慰のエピソードで触れられており、三島も聖セバスティアヌスに扮して篠山紀信に撮影されています。
Mである人にはこの絵のエロティシズムが解りやすいと思います。
死と接したところにもエロスが棲んでいる為、そういうテーマの絵や彫刻がありますので面白いですよ。
美術館でも画集でもそのような絵を見て 様々な感情を喚起されますが
妄想のひとつとしては 一緒に行った美術館でそういう絵を見て下半身に異常をきたした男性を睨み付け 自分は安全な立場にいながら刺激したり虐めたいというものがあります。
それ以前に そのような感性のある男性がいるかどうか甚だ疑問ですが いいんです、妄想だから。
では今日は19時まで よろしくお願い致します
|